プロキシサーバ経由での通話

プロキシサーバ経由での通話

プロキシサーバ(SIPプロキシ)を経由してSIPによる呼制御のシーケンス(順序)は下図のようになります。

プロキシサーバ経由のSIPシーケンス


SIPクライアントはまずプロキシサーバに対してリクエストを出し、プロキシサーバがSIPクライアントに代わってリクエストを相手側に送信します。

着信側(IP電話 B)が受話器を上げると、200応答をプロキシサーバに返し、受けとったプロキシサーバは発信側(IP電話 A)に返します。
そして、最終応答を受け取ったことを知らせるACKは直接、着信側に送ることになり、その後は2者間で通信することになります。(ただし、SIPサーバの設定によってはその限りではありません。)

一般的に、プロキシサーバの中にはレジストラも組み込まれています。
つまり、SIPプロキシは、公衆交換電話網(PSTN)で言う、交換機のような役割を担っていると言えます。

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